予防接種
予防接種
繁忙期のインフルエンザワクチン以外は取り寄せとなります。 基本的には事前にご予約が必要となりますので、受診時にご相談いただくか、電話・WEBでお申し込みください。(予約後、当院から確認のお電話をさせていただき、予約完了となります。インフルエンザワクチンに限り予約された時点で確定となり、折り返しの電話は行っておりません。)
※インフルエンザワクチン、コロナワクチンは当日の接種も可能です。通常の保険診療の際に当日追加で実施することも可能ですので、希望される方はお申し付けください。
予防接種には、法律に基づいて市区町村が主体となって実施する「定期接種」と、希望者が各自で受ける「任意接種」があります。
接種費用は、定期接種は公費ですが(一部で自己負担あり)、任意接種は自己負担となります。市区町村が実施する予防接種の種類や補助内容の詳細については、市区町村などに確認してください。
・発熱(37.5℃以上)が認められる方
・ワクチンに含まれる成分(卵や抗生物質、安定剤など)に対してアレルギーがある方
・妊娠している方で、風疹、麻疹の予防接種を受ける予定がある方
・心臓病、腎臓病、肝臓病、血液の病気などで受療中の方
・予防接種後2日以内に発熱や発疹、蕁麻疹などのアレルギー症状が出た経験がある方
・今までにけいれんを起こしたことがある方
・過去に免疫不全と診断された方
・診察券、保険証、医療証
・行政発行の予診票(定期予防接種)
・母子手帳
当院では下記などのワクチン接種を実施しております。取り寄せのワクチンもございますので、詳細はお電話にてお問い合わせください。(Tel: 078-958-6821)
冬に流行するインフルエンザは、ワクチンによって発病を予防することや、発病後の重症価や死亡を予防することに関して一定の効果が照明されています。特に高齢者や妊娠中の方は感染すると重症化しやすいため、ワクチンの接種が推奨されています。公費助成などの詳細は神戸市HPをご確認ください。
肺炎球菌は、高齢者や免疫力が低下した方に肺炎や髄膜炎などの感染症をおこす細菌です。肺炎は日本人の死因の常に上記に位置する病気ですが、肺炎の原因菌として最も多いのがこの肺炎球菌とされており、肺炎で亡くなる方の多くが65歳以上とされています。65歳以上の方、または心臓や肺の持病、生活習慣病をお持ちの方は接種が強く推奨されています。定期接種に位置づけられておりますので、詳細は神戸市HPをご確認ください。
帯状疱疹とは、水ぼうそうと同じ水痘帯状疱疹ウイルスが原因で起こる皮膚の病気です。日本人の多くが幼少期にこのウイルスに感染し、体内(特に脊髄から出る神経節という部位)に潜んでいます。そして加齢や過労、ストレスなどで免疫力が低下すると潜伏していたウイルスが再び活性化し、ピリピリとした神経痛や発赤、水ぶくれが現れます。体の左右どちらかの神経に沿って出現するのが特徴で、神経痛が後遺症として残ることがあります。
これまで50歳以上の方を対象に、帯状疱疹の予防として水痘生ワクチン(ビケン)が使用されていましたが、発症予防効果が50~60%、持続期間は5年程度とされていました。2020年より新たに不活化ワクチンであるシングリックスが導入され、発症予防効果は90%以上、持続期間は9年以上と高い発症予防効果が示されています。当院では上記2種類のワクチンを取り扱っています。どちらのワクチンにもメリット・デメリットがありますので、接種を希望される方は一度ご相談ください。またこちらは任意接種ですが神戸市では費用の一部補助がありますので、積極的にご活用ください(詳細は神戸市HPをご確認ください)。
麻疹は空気感染といって特に感染力が強いとされ、大人になってから麻疹を発症すると重症化しやすいと言われています。
麻疹予防接種は風疹予防接種と同様に、2回の接種が推奨されます。接種情報が曖昧な場合は、麻疹の抗体価を測定することもできます。(※現在麻疹ワクチンが不足しており、下記MRワクチンを使用しております)
風疹、麻疹の両者に対するワクチンです。風疹、麻疹にかかったことがない、過去にワクチンを1回しか接種していない、または接種歴が不明の場合は、計2回となるよう不足分の接種を推奨します。
子宮頸がんは主にヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスが、性的接触により子宮頸部に感染して生じるがんです。現行のHPVワクチンにより子宮頸がんの60〜70%を予防できると考えられており、WHOにて10歳代前半に接種をすることが推奨されています。現在HPVワクチンは定期接種に位置づけられていますので、詳細は神戸市HPをご確認ください。(当院では9価ワクチンの「シルガード9」を扱っております。)
※HPVキャッチアップ接種について
17歳~27歳の女性で、かつ過去にHPVワクチンを打っていない(打てなかった)方は、当院にて無料で「キャッチアップ接種」が可能です。しかしこの接種は2025年3月末で終了となることが決まっており、それを過ぎると約10万円の自己負担がかかります。HPVワクチンは2~3回接種が標準的で接種完了までに6ヶ月かかるため、全ての接種を公費で行うのであれば2024年9月までに1回目の接種を開始する必要があります。
(追記)キャッチアップ接種は最短4ヶ月で3回接種を行うことも可能です。その場合は2024年11月末までに1回目の接種を開始すれば全て公費で実施可能です。詳細は神戸市HP、当院インスタグラムをご確認ください。
RSウイルス感染症は大人も子供もかかる感染症です。乳幼児の感染症として一般的に知られていますが、高齢者やCOPD、喘息などの基礎疾患がある成人では重症化し肺炎を起こすことがあります。RSウイルスワクチン「アレックスビー」は60歳以上の方を対象にRSウイルス感染症の予防効果・安全性が認められたワクチンです。60歳以上の方で基礎疾患がある方は接種が推奨されており、該当する方はご相談ください。
現在の新型コロナウイルスはオミクロン株が主流ですが、ワクチン接種による中和抗体の誘導、重症化予防、発症予防効果が示されています。当院ではオミクロン株対応ワクチンの接種を行っております。公費助成などの詳細は神戸市HPをご確認ください。(2024年10月から2025年1月31日にかけては定期接種が開始予定です。神戸市では自己負担3000円の予定となっており、65歳以上、もしくは持病のある60歳以上の方が対象となります。下記のリンクもご参照ください)
※2024年7月以降感染者が急増しています。基礎疾患をお持ちの方はコロナウイルスに罹患した際の重症化が懸念されるため、感染される前のワクチン接種をお勧めします。
ワクチン |
年齢 |
金額 |
インフルエンザ |
小学生-12歳 |
1,000円(※神戸市の助成制度(2,000円)を利用した金額です) |
神戸市の助成制度を使用しない場合は、3,000円です。 |
||
13歳-64歳 |
3,000円 |
|
65歳以上 |
1,500円 |
|
肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス) |
65歳の方のみ |
4,000円(※接種券をお持ちの方) |
その他の方 |
8,000円(接種券をお持ちでない方) |
|
帯状疱疹ワクチン(シングリックス) |
50歳以上 |
22,000円/回 (2回接種) |
帯状疱疹ワクチン(ビケン) |
50歳以上 |
8,000円(助成券をお持ちの方は4,000円) |
風疹ワクチン |
|
6,000円(※現在出荷制限中) |
麻疹ワクチン |
|
6,000円(※現在出荷制限中) |
MRワクチン |
|
8,500円(※現在出荷制限中) |
HPVワクチン(シルガード9) |
12歳~16歳 |
無料 |
RSウイルスワクチン |
60歳以上 |
27,500円 |
B型肝炎ワクチン |
|
5,500円 |
新型コロナウイルスワクチン |
|
16,000円 |
繁忙期のインフルエンザワクチン以外は取り寄せとなります。 基本的には事前にご予約が必要となりますので、受診時にご相談いただくか、電話・WEBでお申し込みください。(予約後、当院から確認のお電話をさせていただき、予約完了となります。インフルエンザワクチンのみ、予約された時点で確定となり、折り返しの電話は行っておりません。)
※インフルエンザワクチン、コロナワクチンは当日の接種も可能です。通常の保険診療の際に当日追加で実施することも可能ですので、希望される方はお申し付けください。